備忘録...退位についての陛下のお気持ち

メトロ4

毎日新聞に以下のような記事がありました。
以前より、有識者会議の内容について、
陛下のお気持ちとはかけ離れた議論をしているなあと思っていましたので、
今回の記事を読んでなんとなく納得が出来ました。

<陛下>退位議論に「ショック」 宮内庁幹部「生き方否定」
毎日新聞 5/21(日) 6:30配信

天皇陛下の退位を巡る政府の有識者会議で、
昨年11月のヒアリングの際に保守系の専門家から「天皇は祈っているだけでよい」などの意見が出たことに、
陛下が「ヒアリングで批判をされたことがショックだった」との強い不満を漏らされていたことが明らかになった。
陛下の考えは宮内庁側の関係者を通じて首相官邸に伝えられた。

陛下は、有識者会議の議論が一代限りで退位を実現する方向で進んでいたことについて「一代限りでは自分のわがままと思われるのでよくない。制度化でなければならない」と語り、制度化を実現するよう求めた。「自分の意志が曲げられるとは思っていなかった」とも話していて、政府方針に不満を示したという。

 宮内庁関係者は「陛下はやるせない気持ちになっていた。陛下のやってこられた活動を知らないのか」と話す。

 ヒアリングでは、安倍晋三首相の意向を反映して対象に選ばれた平川祐弘東京大名誉教授や渡部昇一上智大名誉教授(故人)ら保守系の専門家が、「天皇家は続くことと祈ることに意味がある。それ以上を天皇の役割と考えるのはいかがなものか」などと発言。被災地訪問などの公務を縮小して負担を軽減し、宮中祭祀(さいし)だけを続ければ退位する必要はないとの主張を展開した。陛下と個人的にも親しい関係者は「陛下に対して失礼だ」と話す。

 陛下の公務は、象徴天皇制を続けていくために不可欠な国民の理解と共感を得るため、皇后さまとともに試行錯誤しながら「全身全霊」(昨年8月のおことば)で作り上げたものだ。保守系の主張は陛下の公務を不可欠ではないと位置づけた。陛下の生き方を「全否定する内容」(宮内庁幹部)だったため、陛下は強い不満を感じたとみられる。

 宮内庁幹部は陛下の不満を当然だとしたうえで、「陛下は抽象的に祈っているのではない。一人一人の国民と向き合っていることが、国民の安寧と平穏を祈ることの血肉となっている。この作業がなければ空虚な祈りでしかない」と説明する。

 陛下が、昨年8月に退位の意向がにじむおことばを表明したのは、憲法に規定された象徴天皇の意味を深く考え抜いた結果だ。被災地訪問など日々の公務と祈りによって、国民の理解と共感を新たにし続けなければ、天皇であり続けることはできないという強い思いがある。【遠山和宏】


記録として残しておきたいと思います。



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コメント

  • 2017/05/29 (Mon) 13:52
    No title

    思うのですが、皇族も甘いですよね。

    毎日、自分の思いのままにはならないにしても、明日のカネを心配する必要が一切無く、しかもすべての国民が頭を下げ、逆に自分は頭を他人に下げては一切イケナイの人生を送っているから勘違いもするのでしょうけど、天皇であれ皇太子であれ、結局は他人に生かされているという事実を忘れてはいけません。

    当然、天皇とはいえヒトですから、死ぬまで公務、というのもカンベンしてほしいとは思うでしょう、小生だってそれは当然だと思います。でも、そういう他人が決める「ルール変更」を、ああいう形でブチ上げるのが正しいやり方かというと、必ずしもそうではないと思うんですよ。

    自分が決めるわけではないルールの変更を、勝算が無いのにブチ上げてしまった。そういう結果的にイチかバチかを選んでしまったことに、驚かざるをえなかったわけです。根回しも何もしてなかったのか、と。

    たぶん、言えば分ってくれる、天皇のいうことを聞かないはずはない、国民は私の味方だ、と勘違いしたと思うんですよ。自分に決定権が無い案件では、必ず根回しが必要だという原則を飛ばしてしまったんですね、だから失敗したわけです。

    • キレコミ野郎 #-
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  • 2017/05/29 (Mon) 23:14
    隊長殿

    確かに宮内庁のこのやり方、
    あまりうまいやり方とは思えませんね。
    しかし、裏から手を回して的な方法がいいのかといえば、
    それはなおのことよくないでしょう。
    結局、宮内庁がリークするしか、
    真意が伝わる方法がなかったのではと思います。

    そして、昨年の8月8日のビデオメッセージといい、
    秋篠宮様の発言といい、
    おそらく、昭和天皇から今上天皇へと受け継がれたお気持ちが、
    こういう形であふれた、ということだと思っています。

    たぶん、皇室が考えている皇室のあり方と、
    安倍総理とその取り巻きが考えるあり方とは、
    決定的な反故があることを、
    国民に知らせようとしたのだとすれば、
    それは十分に結果を出せたはずですし、
    せめて、皇室内のある程度は皇室に裁量権を持たせろと言う主張も、
    十二分に伝わったと思います。

    もっといえば、陛下は、安倍総理が×であることも、
    十分に伝わったと思います。

    それにしても、安倍総理のまわりに巣喰う似非保守達には、
    あきれかえるというしかありません。

    • トルファン #-
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  • 2017/05/30 (Tue) 18:36
    No title

    この一件で垣間見えたと思うのですが、この皇室のあり方、つまり保守の本流を形作っているのは皇室でも宮内庁でもなく、安倍チャン+取り巻きの自称保守野郎達なんでしょう。

    彼らが天皇や皇族のあり方を決め、それが前例になって主流となる。
    これでいいのかどうか、彼らに任せていいのかどうか、一部の「識者」に任せて任せっぱなしでいいのかどうか、非常に危ういと思うんですよね。天皇のあり方を国民不在なやり方で決めつけて異論を認めず、あまつさえ戦争に利用した戦前の首脳陣の価値観というか、やり方に近いものがあると思います。

    小生は基本、原理原則主義的な考えが根底にあるので、天皇は国民の支えがあって初めて成り立つものと思っています。従って、いかな天皇家や皇族の問題であっても、国民投票はさておき、少なくとも国民の意見が根本にあるべきと思います。識者の見解は大事だと思いますが、決して識者の見解が主ではイケナイと思うんですよね。

    ところが女性天皇も、天皇引退説も、識者が決めてしまう。
    そんなこと、逆に不敬だと思うんですがね。

    まぁ、こうやって天にツバしたらどうなるか、というのは見えていると思います。自民を選ぶのは吝かでなくとも、安倍はもうゲップ出ちゃうかな、と思いませんかね。もう日本の経済も上向きませんしね。

    • キレコミ野郎 #-
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