英国のEU離脱について

10月に辞職

テレビやネット上に登場する識者と称する皆さんは、
とんでもない事件が起きたかのように大騒ぎしていますが、
そもそもこの国民投票、
つい1ヶ月前までは、離脱派と残留派は五分五分とか、
あるいは離脱派が有利などという観測が当たり前に流れ、
キャメロン首相が必死に国民を説得している様子がメディアに流れてました。
直前の世論調査にしても、僅差で残留になるという予測が流れましたが、
それでもあくまで僅差であり、微妙な情勢だったことは間違い無いはずです。
どっちに転んでもおかしくない情勢だったのですから、
離脱が決まったからと大騒ぎしているのは、どうにもみっともなく見えます。
もちろん、たった1日で4円以上円高になり、
株価も連動して1200円以上下げたわけですから、
大変なことであるのはわかるのですが、
離脱となれば、外資が円買い株売りに走るのは当然の話で、
予測不可能なことが起きたわけではないはずです。
今の東京の株式市場は、取引の6割以上が外資なわけで、
しかも2015年は外資は売り越ししています。
2016年にしても1月-4月でも圧倒的に外資は売りです。
何かきっかけがあれば、さらにいつでも売りさばく用意が外資にはあったわけですから、
この期に及んで識者は何を言っているんだ、という気がしてなりません。
まあ、冷静に見れば、
アベノミクスで株価が上昇したと安倍政権はいってますけど、
東京の市場は、外資にいいようにコントロールされている市場になってしまった、
というだけなのかもしれません。
たとえば、この6月10日の東証の空売り比率(売買代金ベース)は、47.1%といいますから、
もうこうなると、企業業績がいいとか悪いとかの問題ではなくなってきます。
そもそも、安倍内閣発足移行の東証の株価上昇は、
企業業績が良くなったというわけではんなくて、
単純に為替差益の結果であると見透かされているわけですから、
上げるだけ上げて、次は売るタイミングを計っているというのが、
昨年からの東証の流れになっている以上、
英国離脱が呼び水になったというのは当然のことなのかもしれません。
混乱は世界を股にかけた投資家にとって絶好のチャンスなのかも。

さて、欧州です。

CAC40フランス ▼8.04%
DAXドイツ ▼6.82% 
FTSE100イギリス ▼3.15%
FTSE MIBイタリア ▼12.48% 
IBEX35スペイン ▼12.35%
ASEギリシャ ▼13.42%

欧州の株式市場は、EUの中で問題視されていた国が、
軒並み大幅に値を下げており、
英国は3.15%のダウンですんでいます。
これまでのところを見てみると、
英国のEU離脱は、英国よりもむしろEUにダメージがあると市場は思っているようです。
とすれば、EU側は、英国との関税交渉等で対立的に事を進めるわけにはなかなかいかなくなります。
ほかのEU加盟国にとって、英国は米国を上回る最大の輸出先であるからです。
混乱はそれほど長くは続かず、収束に向かうのでしというのが、
まあ、私の勝手な見立てです、w。
メルケルさんが突っ張る可能性は排除しませんが、藁。





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コメント

  • 2016/06/26 (Sun) 10:40

    自分が英国人中産階級だったら、離脱支持でした。まず移民の制限ですね。東欧がOKで、中東/インド/パキ系移民はNGというわけにはいきませんものね。
    それとロンドンのエスタブリッシュメントへの反発もありますわ。

    • アモイひろし #-
    • URL
    • 編集
  • 2016/06/26 (Sun) 22:38
    No title

    中東がいびつになってしまった責任の一端は英国にもあるので、
    そのあたりのことは深く反省してもらわねばならんのですが、苦笑、
    だとしても移民を制限しようとすることがポピュリズムなのかというと、
    ちょっと違う話のように思います。
    英国にずうっと暮らしてきた人々を置き去りにして、
    あるいはグローバル化というお題目の中で、
    英国が培ってきた文化や習慣みたいなものをなきものにしようとすることへの反発が、
    EU離脱という選択をしたんだと思います。
    アモさんがいうようにエスタブリッシュメントへの反発という側面も大いにあると思います。
    英国も米国と同じように国民の二極化が進行しているわけですから、
    元中産階級の人々の怒りはやはり大きいとといわざるを得ません。

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