ドイツは大丈夫か...VWに続いてドイツ銀行

ドイツはどうなんだ?

昨日、ちょっとドイツに関して調べ物をしていたら、
とんでもないネタを拾ってしまいました。
といっても、私が中国や日本のことばかり気にしていたため、
単に見落としていただけなのでしょうけど、w。


欧州銀行株、なぜ下がる

2016 年 2 月 9 日 09:24  WSJ

欧州の金融機関の株価は8日、売りたたかれた。ドイツ金融界の盟主、ドイツ銀行の株価は10%を超える下落だった。これにより年初からの株価下落率は40%近くとなり、時価総額は純資産の約30%になった。バークレイズ、BNPパリバ、ウニクレディト各行の株価も5%超の下落で、欧州株全般の下げを大幅に上回った。

 しかし、欧州銀行の株価はなぜそれほど不振なのだろうか。エネルギー価格の急落や新興市場国関連の債券の不良化に関する一般的な懸念は、年初来の20%の下落を説明しきれない。それらの要因は前から続いているからだ。

 実際のところ、2008年ほどの厳しい危機に直面しているわけではない。ただ、ある面では当時の危機より悪いかもしれない。恒常的な低収益の危機が起きており、各行が必要な自己資本を構築する力すら奪っているからだ。そして各国の中央銀行もそれに歯止めをかける力がないのかもしれない。


さて、そのドイツ銀行の23時現在の株価なんですが、
昨日からさらに下落しており、13.16EUR です。
2011年半ばくらいにはドイツ銀行はとりあえず60EURくらいでした。
もっと以前、リーマンショック前には、130EURに届かんとしていたはずです。
しかも、鳥羽賢さんの文章を読むと、その危機的状況は半端ではないように思えてきます。

ちなみに格付け会社はどう見ているかというと、

ムーディーズ・インベスターズ・サービス
(ニューヨーク) Baa1 ネガティブ

スタンダード・アンド・プアーズ
(ニューヨーク) BBB+ 安定的

フィッチ・レーティングス
(ロンドン) A- 安定的


じつは欧州の盟主とも言われているドイツは、
最大の危機に見舞われているのかもしれません。

で、23時25分現在、欧州各国の株価は全面安。
とくにギリシャとオーストリアは4%以上の下落です。
金融危機は中国発でも原油安でもなく、
欧州発なのかもしれません。
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コメント

  • 2016/02/10 (Wed) 15:37
    No title

    鳥羽さんの記事読みました。

    そうです、ドイツ銀行はドイツの中央銀行ではなく単なる民間の商業銀行であって、ドイツの中央銀行はドイツ連銀で...と思ったら、確かにユーロの今はECBが中央銀行でした。えっ、じゃあブンデスバンクは一体、何をしているんでしょうか。ちょっと小生もわからなくなりました。

    ところでこの記事を読む限りでは、心配する事ではないですよね。何故なら要は商売がうまくいかなくなったわけではなく、マクロ経済環境の悪化がゆえ収入が減って、という損失じゃないですから。コンプライアンス違反が引き金になった不祥事ゆえの赤字なので、その気なら一度ガラガラポンして出直してしまえばヨロシイ話でもあるわけで(当然、いうほど簡単じゃあありませんが)。

    但し、あの巨人・ドイツ銀行が整理倒産と聞き、あわてんぼうドモが取り付け騒ぎが起こし、それが発端となって連鎖的に...というストーリが無いわけでもありません。なので、取扱いは十分にご注意あそばせ、ってカンジですかね。

    小生思うのですが、ユーロってまだ高すぎませんかね?
    実力的には、ユーロ圏ってアメリカよりも格段に弱いし、硬直化しています。何より袋小路に入って回復の見込みが見られません(のカンジ)。ならば、今のユーロの価値って、米ドルより低くてしかるべきと思うのですが、未だにユーロは米ドルより15~20%も割高です。

    それだけユーロは値打ちがあると思われている証拠なのでしょうが、これってそのままドイツ経済の信用に他ならないと思うんですよね。ドイツがあるからまだこの値打ちがついてるだと思うんですよ。なのでコレがドイツの値打ちだとすると、まだ米国よりマシだと市場は見ているんだと思うんですが...。

    またこれがソブリンリスク再燃となったら、多分もう欧州経済待った無しになり、中国を失った新興国に従来のけん引力は無く、世界経済は大混乱に陥ること確実でしょうね。

    すると、日米の2国だけが安泰となって...
    というストーリーもなくはないと思います。

    • Capitan☆切れ込み #-
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  • 2016/02/12 (Fri) 22:57
    隊長殿

    ブンデスバンクがドイツの中央銀行なんですけど、
    そもそもドイツ連邦銀行って連邦政府の直属の法人なんですね。
    米国みたいに政府機関から独立しているわけではないんですね。
    ですから、ドイツに中央銀行がいらなくなっても、ドイツ連邦政府の資産を管理運用したり、
    外貨準備の管理等もおこなっているそうです。
    まあ、わかったようなわからないような、w。

    で、ドイツのナンバーワン銀行たるドイツ銀行がここまで落ち込んでいるかというと、
    鳥羽さんの文章にあるようなこともあるんですが、
    どうもリスク資産を大量に抱え込んでいるそうなんです。
    どうも、欧州にはこの手の銀行があっちこっちにあるようで、
    ロイヤルバンクオブスコットランドもかなり臭いという話です。
    そもそも、欧州って、本質的にずうっと火種を抱えているわけです。
    ギリシャだって本当はどうなっているのやら。
    もちろん、スペインやイタリアだって予備軍なわけですし。
    隊長がいうように、ドイツが欧州の最後の砦だったわけで、
    それがVWというドイツの基幹カンパニーが最大のピンチに見舞われており、
    ドイツ銀行も青息吐息という現状では、
    いつ、欧州がこけるかわかったものではないです。

    さて、年初から騒がしい世界経済ですが、
    米国だけがひとり好調なんてこともあり得ないでしょうし、
    当然、黒田バズーカによる幻想も消えつつある今、
    次にどんなことが起きるか、怖い物見たさで楽しみにしてます、藁。

    • トルファン #-
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  • 2016/02/13 (Sat) 07:29
    No title

    そもそも格付け会社の格付けなんか、今時全然信用無いですよ。
    08年の金融危機ん時だって、破たん直前のリーマンやらなんかにAAA付けてたんですから。
    まぁ、そういうマヌケな格付け会社ですらBBBつけてるという時点で、
    ドイツ銀の状況は推して知るべしなのかもしれませんがw

    でも、この独銀の不安説が流れ出したのが15年の夏頃でしょ、その時既に格付けは悪化してました。
    ストレステストに不合格だったり、ギリシアがオカネ払ってくれなんだりしても、
    それでもまだ今だに株価が10数ユーロつけて生き残ってるじゃないですか。
    昨夏からずっと、潰れるだの危ないだの言われ続けてコレですよ。
    この事実が、この説が間違っていることを如実に証明してますね。

    元外銀マンとはいえ、肌感覚でモノ言って申し訳ないんですが、
    リーマンが潰れるのとはそもそもワケが違うんですよね。

    マンブラは、投資「銀行」と言われることがあるので「銀行」だとイメージされがちですが、
    そもそもがハイリスクハイリターンを生業とした証券会社でして、所謂商業銀行ではありません。
    そこがそもそも別物です。

    日本的感覚から言えば、証券会社だって金融機関で、潰れるなんてタイヘン...
    と思われるかもしれませんが、特にUSではこういった投資銀行の倒産とか破たんというのは、
    結構有り得る話なんですよね。

    とはいえ、リーマンの場合はちょっと役者が違いすぎたのは確かなんです。
    世界のウォール街を我物顔で風切って歩き、社員の平均年収が数千万円ともいわれ、
    ワールドクラスの銭ゲバが銭ゲバを蹴落とす競争社会、世界が損をしても自分は絶対に損をしない、
    ユダヤ金融の中でも申し子的存在だったリーマンが、あのリーマンが潰れる...
    それってどんな金融ショックなんだよ!ヤヴァ杉だろ!というのが一報を聞いた小生の第一印象で、
    あまりにショックだったので、mixiの日記でもそんな意味のコメントしたワケです。

    というわけで、ドイツ銀の件は倒産だなんてありえないし、VWの件は別途どこかで触れたいですが、
    ここも少し売れなかった程度でドイツ経済が左向きになるとか、少々過大評価杉やしませんかw
    天下のVWや、たとえTOYOTAであっても、唯一無二の商品を売ってるのワケじゃあありません。
    そこに無ければ無いで、消費者は違うクルマ買って満足して帰っていくだけの話ですよ。

    • 切れ込み♡隊長 #-
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