王岐山の凄み

王岐山1

日に日に王岐山政治局常務委員の凄みが増してきているのを、
日本の政治家が理解しているだろうかと、
つい心配している昨今です。
どこの名峰だなんて暢気なことを言っている政治家がいそうで.....藁。

【北京時事】中国共産党で汚職・腐敗を取り締まる中央規律検査委員会は15日、重大な規律違反と違法行為で、大手国有自動車メーカー、第一汽車集団の徐建一会長を調査していると発表した。汚職摘発キャンペーンの一環とみられる。

【北京時事】中国共産党中央規律検査委員会は16日夜、国内最大の石油企業・中国石油天然ガス集団(CNPC)の廖永遠社長(52)を重大な規律違反と違法行為で調査していると発表した。汚職容疑とみられる。

【北京時事】中国共産党中央規律検査委員会は17日、上海市政府の戴海波副秘書長(52)を重大な規律違反と違法行為で調査していると発表した。汚職容疑とみられる。


連日、これらの大物達を摘発しているのが、中国共産党中央規律検査委員会であり、
そのトップが王岐山その人です。
前職は、経済担当の副首相ですから本来は政府内でその力を発揮すべき人なんだと思います。
彼の略歴を見ても、

1997年 中国建設銀行行長・党組書記
      アジア金融危機では銀行改革と不良債権処理で事態を収拾

2003年 北京市党委副書記
      新型肺炎SARSの蔓延と患者の隠蔽問題という二つの事態を収集

2008年 北京オリンピックを北京市長として開催

2008年 国務院副総理
      リーマンショックにおいては4兆元の財政出動を指示し混乱を収拾

王岐山2


節目節目には必ず登場する、いうなれば、事態収拾のための切り札的存在だったわけです。
その彼がいままでとはまったく違う共産党内での汚職摘発の責任者に抜擢されたわけですから、
いかに党務を仕切る習近平に信頼されていたかがわかります。
王は66才という年齢から見ても2017年には常務委員から退くはずです。
ですから、残り2年半余りでどこまで腐敗を一掃できるか、
とくにこの1年ほどが勝負だと思います。
江沢民ファミリーまで手をつけられたら、おそらく改革者の本望でしょうね。

彼には暗殺されかけたという情報もまことしやかに流れています。
ちょっと注目に値する政治家だと私は思うわけです。


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コメント

  • 2015/03/18 (Wed) 11:17

    王岐山は警察官僚的動きをしますよね。
    その辺の働きぶりは非常なものがあります。

    でも中国では全ての権力者は大なり小なり汚職してますから、役所に行けば必ずしょっ引くことはできます。まさに入れ食い状態間違いなしなワケです。

    そこで思うのですが、中国では全ての権力に腐敗がつきものなので、汚職の一掃というのはもうコレ絶対的に時間とマンパワーが足りないのではないか、と。

    第二に、これほどあーだこーだと汚職でしょっ引かれるの役人が頻出しているのに、なぜ未だに「捕まえてくさい」とばかりにデーンとふんぞり返ったママの奴らがこれだけ居るんでしょうかね。自分の病気でも家族の病気でもなんでもいいから海外に逃げるなり、なんでもいいから姿を隠せばいいのに、と思うんですけどね。自分だけは大丈夫と思ってるんでしょうかね。ココも凄い不思議なんですよね。

    • 切れ込み✲隊長 #-
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  • 2015/03/20 (Fri) 22:54

    昨今の中国での汚職の摘発を見ていると、いくら入れ食い状態とはいえ半端ではないでしょう、突っ込み方が。
    かつて、北京市長だった陳希同とか上海市長だった陳良宇の時と比べても徹底しています。
    彼らは見せしめという意味もあるでしょうけど、
    権力闘争に敗れたゆえ、という側面が強かったはずです。
    ところが今回はそういうレベルをちょっと超えているように思います。、
    たとえば、今回やられた、上海市政府の戴海波副秘書長はかつて習近平の部下だった人ですし、
    今日あたりの報道では、習近平の権力の基盤ともいえる福建省の高級幹部まで摘発対象になっています。
    王岐山がここまで大胆に踏み込めるのも、習近平の後ろ盾があってのことで、
    それき
    それは取りも直さず習近平の危機感の表れだと思います。
    先日の全人代での李克強首相の総括演説を見る限り、
    かなり中国経済はきわどいところに来ているように感じられます。
    経済が芳しくないことが時間とともに露見してしまえば、
    中共のよりどころがほとんどなくなってしまうわけで...。
    となれば、国民の支持を取り付けるためには、
    もう汚職総摘発というカードしか残っていないのかなあと思いますね。
    いまさら、反日カードなんてのも通用しないでしょうし。
    まあ、時間とマンパワーが足りないのはわかるんですけど、
    習近平と王岐山の気合いだけは伝わってくるようで、
    なかなか私には興味深いところです。

    もう自分だけは大丈夫なんて思えなくなってきているんじゃないでしょうか、中共の虎とハエ達は、苦笑。

    • トルファン #-
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  • 2015/03/23 (Mon) 17:27

    ほぼ小生は二代目と同じ意見ではあるんですが、少し違和感というと少し大げさですが、ちょっと違うなと思ているのポンイトが多少あるんですよ。

    まず、ひょっとすると王岐山は先走りすぎちゃってるんじゃないか、とは思えなくないですかね。習近平の意思だけでガンガン突き進んでいるんでしょうか?今はまだ成果というか、擁護のしようが無いレベルの汚職を摘発してるんでこのままにしてますけど、おっしゃる通り習近平の支持基盤に手を付けても本当に大丈夫なのか?それも習近平の本意なのか?小生は些か懐疑的なわけです。

    しかもだ、習近平自身だてっどこまで真っ白だかわかりませんよ。そもそもガキは哈佛行てっましたよ。高級幹部とはいえ、哈佛に行かすだけの財力があるわけないですし。親族だって建設会社だの通信会社だので大儲けして香港で大富豪やってますから。そもそも習近平自身が清貧上がりの成りあがりだっての人物ちゃいますもの。少なからず中国文化の一翼は担っているはずです。そのへんはおい習さんアンタこそ大丈夫なん!?って思うのは小生だけじゃあないはずですがね。

    第二に、現代日本人的感覚からすれば、汚職を摘発して老百姓もさぞ御マン悦だと思いきや、そこまでそうでもないというのが実態だと思いますよ。まず、中国人の文化として、汚職というか職位や権力を笠に着て蓄財するのは100%悪いとはいえず、むしろ「誰だってそうするだろ」と思うのが普通。それなのに、片っ端からしょっぴくというのは些かやり杉とちゃいまっか、というのが本音なワケです。し

    しかも汚職が摘発されたところで老百姓のハラが膨れるわけでも、フトコロが温まるわけでもないわけです。皆わかってますよ、これはとっ捕まえた当事者のボーナスになるだけだ、ってのが。

    だから、小生ら日本人が思うより遥かに、老百姓の意識は冷めているというか、「それよりも金儲けどうにかしてくれろ」というのが偽らざる本音なわけです。

    だから、今の中国の政治家にとって一番重要なのは、とりもなおさず経済をどうにかすること、これしかありません。逆に言えば、経済さえどうにかしておけば、粛清でもなんでもやって構いません、どうぞ、って感じなわけです。

    やはり今の世の中、カネが一番なんですなぁw
    これで、中国を独裁している唯一の政党が共産党だってんだから、下手な落語のオチよりひどいとは思いませんかw

    • 切れ込み✲隊長 #-
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