天安門炎上!

天安門炎上

確か、「天安門炎上」というタイトルの近未来小説があったと思いますが、
今回、奇しくも、スケールは格段に小さいですが、
天安門の目の前で車が炎上しました。
毛沢東の肖像画を前にして炎が上がるというのは、
妙に象徴的な画像ではありますが、
かつて、この肖像画、ペンキをかけられたこともありますから、
厄難の多い毛沢東さんではあります。

どうでもいいことではありますが、
11月に第18期三中全が北京で行われます。
三中全とは、中央委員会第3次中央全体会議のことをいいます。
いわゆる、中共のお偉方が集まって、
1年前に発足した習近平体制の反省と今後の確認を行うわけです。
まあ、安全運転でスタートした習政権が今後どのような方針で進むか、
とくに経済政策について突っ込んだ議論が為されるという話なんです。
そういう中での、まあ、小さいながらも天安門の面前での炎上事件ですから、
まあ、常識的に言って習総書記の心中、穏やかならず、ということなんでしょう。
この天安門の前は、広場と分かつ形で長安街という巨大な道路が東西に走っています。
僕らが初めて北京を訪れたとき、
この長安街は、大型の爆撃機も着陸可能なように滑走路として作られている、
などとまことしやかに語られていましたが、
通常、長安街は、ふつうに車が通れてしまうんです。

天安門前広場 (6)

上の画像は、私が3年前に行ったときの天安門なんですけど、
ごらんのようにふつうに車が走ってます。
よほど不審な車でない限りは、
少なくとも、炎上現場目前まではとがめられずに突入できます。
現地での報道によると、80㎞くらいのスピードで突っ込んできたそうですから、
まったくノーマークだったのではと思います。
今日の夕刊よれば、不満を持つウイグル族の過激分子の犯行という線が浮上しているみたいですから、
当局はこの線で話を終わりにしようとしている可能性もあります。
こういう事件は、少数民族の過激分子の犯行であるとしてしまえば、
ある意味、一番無難であると、中共のお偉方は考えているかもしれません。
少数民族に責任を押しつけて、さらなる抑圧へと進む、
なんかとってつけたようなシナリオがないとはいえないでしょう。
ただ、私がウイグルの過激分子でこんな犯行をするのであれば、
やはり、なんらかのメッセージを残さなければ、と思うんですがね。
いまひとつ、中共並びに世界へのメッセージが稀薄のように感じてしまいます。
本当にウイグル過激分子がやったことなんでしょうかね?
まさか、謀略だったりして、汗。

まあ、こんな炎上事件があったところで、
中共の偉い皆さんは屁でもないと思いますが、藁、
ただひとつ言えることは、北京の公安関係者は間違いなく首です、w。
北京の公安幹部といえば泣く子も黙る強面であり、旨い汁をたっぷり吸っているはずですが、
北京ではおそらく大幅な改編が行われ、
なおかつ、首都治安強化という名目で、公安がさらに肥大化することでしょう。
国際的には中国の軍事費の延びがとかく問題にされていまして、
日本の安倍さんとかいう総理が他国まで行ってそれを訴えていますが、苦笑、
意外と注目されていないのが、治安維持のための支出です。
武装警察の人員拡大はもとより、
準警察組織として、城管などという都市治安組織もあっちこっちに出来ています。
武装警察などは、警察といいながら内実はほとんど軍隊なんですから、
いかに治安維持のために強硬に抑え込もうとしているかがわかります。
ちなみに2013年の予算案で治安維持費(公共安全予算)は、
7690億元(約11兆5千億円)とわずかながら国防費7406億元を上回っています。
まさに名実ともに警察国家へ邁進中の中国なのであります。
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テーマ: 中国 - ジャンル: 海外情報

コメント

  • 2013/10/31 (Thu) 15:21

    こういう、厳戒態勢で臨まないと国の内側を守れないだとか、外からの情報を遮断しないと態勢を維持できないってのがよくわからない。前々から言ってますが、もうこの時点で、中国ってのはマトモな国としての体をなしていないでしょうに。その辺に疑問を持たないのかねぇ老百姓は。

    • 切れ込み隊長 #-
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  • 2013/11/05 (Tue) 19:11

    中国って、まだ民衆は国民的な意識はないのでしょうね。
    そもそも、かの地の民衆は、政治に翻弄されすぎてますから、
    国家そのものに信を置いていないのかも。
    上に政策有れば下に対策有り、というお国柄ですからね。
    いまだに自分とその周辺がいかに生き残るか、それだけを考えている人が多いのかも知れませんね。

    • トルファン #-
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  • 2013/12/01 (Sun) 06:53

    中国に10年以上駐在して思うのは、彼らが公だの官だの政府だのを基本、ないがしろにして信用せずに血縁・地縁に頼るのは、これまでがそうだったから、という文化的DNA的側面が強いわけですが、じゃあ何故そうなってしまうのかというと、要は弱者であるべき老百姓を守るべきこういった官や政府或は制度というものが、人民を救済することなく、職業化・商業化して私腹を肥やす道具と化し続けており、同時に人民は彼らから搾取され続けている、という構図が無くならないからなんですな。

    だから彼ら中国老百姓にとっては、政府や公というのは取り締まったり搾取したりするものであって守ってくれるものではなく、故に唾棄や忌避すべき対象であっても、少なくとも尊重すべきものであるはずがないんですな。自分をいじめる物に忠誠を尽くすはずがないじゃないですか。そこが日本と最も異なる部分ではあるわけです。

    だから、仮にテロやクーデタのよるものであっても、国体がヒックリ返ったとして、老百姓は全然驚かないというか、まぁ驚きはするでしょうが、「オレには関係ねぇよ」っていうのが本音だと思いますよ。誰がやろうがどうせオレらは搾取されるだけさ、って。

    • 切れ込み☆隊長 #-
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  • 2013/12/02 (Mon) 15:23

    中国ほど国民国家という言葉が似合わない国もないでしょうね。
    現在の中共にしても、現在の状況を維持したいだけで、
    本質的には、過去の中国の王朝となんら変わらないのでしょう。
    だとすれば、この中共の政権が揺らぐ時というのは、
    国民の大多数である老百姓らが、思うように食えなくなったとき。
    あるいは、あまりに既得権益層がやりたい放題をしだしたとき。
    今の中国は、その危うさの中にいよいよ片足突っ込み始めているように思いますね。
    もし、大水害や大飢饉なんか起きたら、やばそうな気がしますね。

    • トルファン #-
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  • 2013/12/05 (Thu) 03:23

    この事件そのものに話を戻しますと、これは東トルキスタンなんたら運動というイスラム主義組織の「テロ集団」が犯行声明を出しましたね。

    確かに、実行するのは勇気が要るし、グダグダ難癖つけてやらないよりはやる実行力のほうが尊いわけですが、彼らがこれまでやった実力行使の結果そうですが、今回の事件なんかも如何にもショボくてメッセージ性も薄いしインパクトも弱いですよね。ナニやってんだかなぁと思います。しっかりしろよ、と言いたいですね。新疆でも行って、さりげなく1万元の入った封筒でも支援者の前に落として来てやりたい気分なんですが...意味無さそうw

    • 切れ込み☆隊長 #-
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  • 2013/12/08 (Sun) 21:56

    チベットの場合もそうですし、この東トルキスタンの場合もそうですけど、こんな単発的な特攻をやったところで、はたして、どれほど中共に対してダメージを与えるか、少々疑問に思いますね。
    同じレベルで語ってはいけないのかもしれませんが、
    チベット僧の焼身自殺もそういうかんじに思えてなりません。
    世の中を変えたいとか、中共に対抗する意識があるなら、
    もっと組織的に出来ないものかとつい思ってしまうわけです。
    それが出来ないほど、中共の締め付けが厳しいということなのかもしれませんが。
    まあ、単発とはいえ、あっちこっちで小さいながらも東トルキスタン独立運動が続いている限り、
    私のカシュガル行きの夢はかないそうにもありませんけど、涙。

    • トルファン #-
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  • 2017/01/02 (Mon) 23:27
    やはり名古屋はおかしい

     日本人が爆撃したい主要都市ランキングNo.1は名古屋とのこと。中華北京を洗脳すべき愛・地球博がそれを利用されて日本人が悪いというアイドルまで出現する始末。名古屋が嫌われているのは大同特殊鋼に見られる歴史の正確な表明、簡単にいうと日立金属が一番で大同特殊鋼二番という歴史を
    意地でも認めないようなところから歴史を設計する限り名古屋は何も残らない。

    • 名古屋産業新聞 #-
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