
本当はベトナムとか、美味しいものとか、
新潟のこととか、鉄道のこととか、そんなネタに走りたいところなのですが、
とにかく、この数日間、わけのわからんことがあっちこっちで起きてまして、
どうもムカムカするので、
そういうネタに走りたいと思います。
ちょっと待った!
とこころから怒鳴りたいのが、8月30日に出された各省庁からの概算要求です。
概算要求額、過去最大99兆円台に
(朝日新聞) 2013年08月29日 05時35分
政府の来年度予算案づくりに向け、各省庁が8月末までに提出する予算要求(概算要求)の総額が過去最大の99兆円台にふくらむことがわかった。安倍晋三首相は来年4月に消費税率を8%に引き上げるかどうかをこの秋に決める。だが、各省庁の予算要求をみる限り、財政再建に向けて歳出を抑えるための道筋はみえない。
要求総額は、過去最大だった今年度予算の要求総額98兆円を上回る見通しだ。今年度予算は最終的に92・6兆円までしぼったが、来年度予算案は消費増税するかどうかが決まらないと歳入(収入)の見通しが立たないため、最終的にいくらになるかわからない。
まず、根本的なことをいうと、
25年度の収入は44兆円弱です。
この記事にもあるように、昨年度の概算要求が98兆円で、
そのむちゃくちゃな概算要求にさすがに開いた口が塞がらなかった私なのです。
もちろん、マスコミの一部ではありますが、
その無節操振りに非難を浴びたわけですが、
またしても、このザマです。
そもそも財務省の概算要求基準なのものがおかしなものだから、
各省庁がお調子に乗ってこんなことになるのでしょうけど。
概算要求基準というのは、上限はここまでですからねえーという、
まあ、財務省が決めた指針なんですが、
そもそもこんなものがあるから上限一杯まで概算要求しようなんていうお馬鹿な省庁が続出するわけでしょう。
来年の4月に消費税アップの可能性が高いわけですが、
そもそも、この消費税アップを国民に強いるわけですから、
本来的なことをいえば、概算要求基準だって、
財務省が先頭にたって抑え込むのが道理でしょう。
消費税アップして税収が増えそうだから、いっぱい使っちゃえでは、
財政再建なんて、不可能な話でしょう。
そもそも論でいうと、現状での消費税アップは、
せっかくのアベノミクス景気がおじゃんになる可能性もあると囁かれ始めているのに、
この各省庁のノー天気振りは唖然、愕然、ただぼう然、なのです。
結局、お役所は金を使うことしか考えられないんでしょうかね。
まあ、それに寄生している業界が輪をかけてあくどいのかもしれませんが。