「中国独立労働組合連合会」という集団

11上海スト6

ちょっとネット環境から離れている間に、
上海のストは、かなり進展しているようです。
当局の必死の懐柔でとりあえず小康状態にはなったようです。

上海市、トラック運転手のスト鎮静化に向け手数料引き下げへ[上海 23日 ロイター] 中国上海市当局は、燃料費高騰に抗議する港湾のコンテナ運搬トラック運転手のスト鎮静化に向けて、一部の手数料を引き下げる方針。同市報道官の発言を新華社が23日報じた。
 新華社によると、上海市はストに対応するための措置を積極的に講じており、それには「手数料の引き下げまたは撤廃」が含まれる。報道官は、上海では現在、すべての港湾が通常通りに操業していると述べた。

 22日にはおよそ600人が、宝山港近くの物流会社の事務所の周辺に集結。ストに参加しない運転手のトラックに投石する騒ぎがあった。

 宝山地区では23日には、状況は比較的落ち着いているもようだ。トラック運転手による組織的な行動はなく治安維持要員の姿もまばらだ。

 運転手の一部は当局の提案を聞いたとしているが、情報が不十分との不満も強く、交渉で具体的な成果がなければストを続けるとしている。


結局、上海市が労働者の主張を少し飲んだ、ということなのでしょうが、
これって、騒ぎを起こせば、政府は妥協するという一つの例になるかもしれません。
いままでの中国としては、ちょっと弱腰?!w

各地でストライキ 当局「ストではない」 拡大を警戒=中国
【大紀元日本4月26日】インフレで生活苦を訴えた上海の輸送業者らによるストライキは天津市、寧波市に飛び火したほか、同じ時期に貴州省、湖南省でもストライキが行われた。一方、上海当局は「ストライキではなく、利益を求めているだけだ」と警戒感をあらわにし、違法な徴収金の中止を発表するなど、事態の早期収束を図っている。

 各地でストライキが頻発

 米VOAによると、貴州省の国有企業もストライキを敢行した。「殲10」など中国の軍用航空機を手がけてきた同省内にある黎陽航空モーター会社は1960年代に設立された国有企業。最近、発表された企業改革案は、「幹部は昇給、従業員は減給」という不公平なものだ。不満を抱く従業員らは4月15日からストライキを実施した。

 また、中国ジャスミン革命の発起人の公式サイトで、広東省佛山市のタクシー運転手は厳しい罰則の撤廃と過酷な労働条件の改善を求めて、4月19日にストライキを始めたと伝えた。


しばらく鳴りを潜めていた賃上げ闘争が、
内陸部まで波及しているという、
中共としては最悪のシナリオが展開しつつあるといえるかもしれません。
それにしても、本当に天津や寧波まで波及したのでしょうか、
この騒ぎ。
だとしたら、ちょっと深刻な展開です。
そして、中国近現代史をかじったことのある人なら、
さらに気になるネタが.....。

天津、上海ストの背景に組織?ジャスミン革命呼び掛け人が声明―香港紙サーチナ
上海市で20日ごろ、燃料費高騰や各種手数料の引き上げに抗議するコンテナ運搬トラックの運転手がストライキを始め、天津にも波及したとされる事件について、香港紙・リンゴ日報は、「中国ジャスミン革命」が突然よみがえったなどとする記事を掲載し、背後に運動を企画した組織が存在するとの見方を伝えた。

  「中国ジャスミン革命」を呼び掛けた人物がこのほど、「中国独立労働組合連合会」と称する団体と共同声明を発表、20日以降に上海や天津で起こったふ頭コンテナ運搬車ドライバーによる大型ストライキは、同連合会が計画したものであり、双方は今後協力して中国ジャスミン革命を支援していく意向を明らかにした。一方、上海当局は、事態の拡大を防ぎ、ストを鎮静化するため、不合理な関連の徴収を廃止する緊急声明を発表した。

  23日、「ジャスミン革命情報」というブログに、「上海・天津・寧波コンテナ埠頭トラック運転手大型ストライキに関する声明」と題する文章が発表された。この中で、20日以降発生しているストライキは、「中国独立労働組合連合会」が計画したものだと書かれている。

  この「団体」は、中国ジャスミン革命と密接な関係があり、革命に全面的に参与すると表明。国内各地のふ頭労働者に対し、ふ頭の管理会社と交通警察による諸手数料のむやみな徴収や燃料費高騰といった現状について、当局に改善を要求するよう呼び掛けた。さらに、拘束された労働者の釈放、補償、陳謝を当局に求めるよう促した。

  上海で始まったストライキは、天津や寧波にも広がったとの情報もある。上海市交通運輸・港湾管理局はサイトで「コンテナ集積場での燃料サーチャージと夜間操作費の徴収を廃止し、一部手数料を引き下げる」と発表した。ストライキ拡大を避けるため、当局が態度を軟化させたとものとみられる。(編集担当:松本夏穂)


戦前、中国共産党が上海で活動を開始したとき、
労働組合の活動を拠点としていました。
当時の反日、反国民党の動きは、まさに労働組合が主導していたわけです。
今回、北アフリカから中東で起きているジャスミン革命は、
中国に多少ではありますが波及しました。
しかし、当局の厳戒体制の中、
ほとんど芽がつぶれたかに見えましたが、
中国独立労働組合連合会という形で再びかすかにですが浮上してきたのかもしれません。
もちろん、1980年代から90年代にかけて、
香港からの多くのガセネタで一喜一憂していた私ですから、
いまだ、香港から流れているこの手の大陸情報は、
マユツバで見る必要もあるかとは思いますが、
それでも、
かつて、中共の取った手法が、
もし、ここで蘇ったとしたら、ちょっと注目してみたくなります。

今回の上海での港湾関係者のストは、
千人規模とも2千人規模とも、
あるいは、もっと少ないとも言われていますが、
このくらいの人数のストでも、
上海経済に支障をきたすと考えると、
労働者のストというのは、けっこう威力があるのかもしれません。
これが、近年、頻繁に起きている地方の農民が起こしている騒動とは、
決定的に違う点です。
農民が千人規模で暴動を起こしても、
強引に鎮圧してそれで終わりですから。
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