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旅と食べることをこよなく愛する和菓子屋2代目トルファンが、 あっちこっちに脱線しながら、言いたい放題食べたい放題のネタを皆さんにご提供したいと思います
昨夜、ちょっと気になる記事を発見しました。
もちろん、中国ネタです、w。
最新の情報によると、中国での新型インフルエンザの死亡者数は、
いまのところ、4人と発表されています。
私が気になった記事というのが、最新の死亡者が、
新彊ウイグル自治区の18歳の女性だった、という記事です。
ご存じのように、新彊ウイグル自治区というのは、
中国の中心部からは、はるか彼方の西方にありまして、
四半世紀前よりは格段に中原との交流が深まっているとはいえ、
一般的には、人の流れが潤滑である、と言いきれない地域であります。
この地域で、よりによって新型インフルエンザの犠牲者が出たわけですから、
かつて、この地域に3泊4日の列車の旅で行ったことのある私としては、
ちょっと、えっ? という気分になってしまいます。
というわけでもさらに突っ込んで調べてみました。

新型インフルエンザ分布図

是非、地図をクリックして拡大して見ていただきたい。
まず、最初に感じるのは、北京での感染者の多さ、だと思います。
もちろん、人口が多い首都であるわけでから、多いのは当然といえます。
問題は、中国でも有数の人口過密地域である上海が、
北京の10分の1でしかないということです。
次に、私が感じたのは、多分に主観的なところもあるとは思うのですが、
新型インフルエンザでの死亡者が、新彊ウイグル自治区、青海省、西蔵自治区、
そして、黒竜江省だけであるということです。
この4つの地域は、本来の感染者数が他地域と比べて少ないのにもかかわらず、
死亡者が出てしまっているということです。
しかも端っこです.....。

さらに調べを進めてみますと、おもしろいことに気づきます。

香港.....感染率 10万人分の364
マカオ....感染率 10万人分の522
シンガポール....感染率 10万人分の301
台湾.....感染率 10万人分の174
中国.....感染率 10万人分の

どうも、釈然としないものを感じるのは私だけでしょうか、苦笑。
せめて、感染率が台湾程度あっても不思議はないと思うのですがねえ。
ちなみに、広東省の感染者数は、上の分布図によると、1500人で、
北京に次に感染者が多い地域です。

以上のことから考えると、
またしても、中国のずさんな統計結果がここにも出ているのでは、
と私なんぞは考えています。
あるいは、新型インフルエンザというものの知識あるいは認識が、
地方へ行けば行くほど欠けているのではないか、
だからこそ、統計が甘くなるのでは、そんなふうに見てしまうわけです。
中国のこの手の統計のいい加減さは、すでにSARSの時に実証ずみですしねえ。

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【2009/10/29 13:54】 | ニュース!ニュース!
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切れ込み隊長
日本や先進国では毎日と言っていいほどやれ誰某がインフルになっただの、累計何万人が新型に罹っただのやってますが、逆に言えばそういうことが出来る国のほうが怖いですよ。なんかどこ行っても逃げ場が無さそうで。

逆に中国が恐ろしいのは、一旦人の海にまぎれてしまえば、もう永遠に身を隠せそうなことですね。インフルエンザ保菌者?がどこぞへ行ってしまえば、もうどこで誰にうつすか全く分からない。

もう何人もインフルには罹ってるはずですよ...


トルファン
>なんかどこ行っても逃げ場が無さそうで。
なんとなくわかる気がする、w。
とくに日本は逃げ場がない...。
日本って、ときたま、息苦しくなりますわ、私の場合。
なぜ、中国へ行くと、開放的になるのかなあといつもおもうのですが、
きっと、日本には逃げ場がない、という雰囲気が漂っているからかもしれない、苦笑。

>旦人の海にまぎれてしまえば、もう永遠に身を隠せそうなことですね。
これもわかるなあ。
昔、中国の田舎を旅していて、このまま、蒸発出来ちゃいそうだなあと思ったことがあります。
よく、中国って、一党独裁の共産主義国家で、なおかつ、警察国家だといわれますし、私もちょくちょく言ってますが、藁、
でも、国家にちゃちゃいれない限りは、ディープだけで暮らしやすかったりして、なんて思ったりしちゃいます。
中国は単純じゃあないです。

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