公明党の後悔

公明党の慚愧

情けないといえば、今回の選挙で一番情けないのは、
もしかすると、海部俊樹元首相ではないかと思っています。
仮にも元首相たるものが、
首相退任後、あっちの陣営、こっちの陣営と渡り歩いて、
あげく、古巣の自民党から再任を賭けて立候補し、
惨敗するという姿は、ちょっと悲しい姿を通り越して、
無惨としかいいようがないように思います。
頂点を極めた者は、引き際もきれいにする、
日本人でなくとも、誰もが感じることではないかと思います。

というわけで、
まくらに海部さんを使ってしまいましたが、
本当は一番情けないのは、残念ながら公明党なのでしょう。
私は、宗教と政治が重なって悪いとは思っていません。
しかし、宗教をバックボーンに持つ政党が、
安易に権力にすり寄り、
倒れかかった権力を支え、
なおかつ、権力の中で自分達のやりたいことを見失ってしまったことに、
ある意味、滑稽さすら感じます。
「生活を守り抜く」という公明党のポスターは、
ほとんどジョークにしか思えません。
今から9年以上前ですか、
森喜朗内閣を支えるべく連立政権に入ったわけですが、
屋台骨がいかれだしていた自民党を、
なんとか、10年近く生かし続けたのは結局、公明党なんでしょう。
この間、いったい、公明党は「生活を守り抜く」ため、
いったい、自民党にどんな歯止めをかけてきたのでしょう。
安全保障の問題にしても、
本来、公明党が堅持してきたことを、
連立という名の下に意図も容易くかなぐり捨ててしまいました。
公明党が公明党たることを捨てたとき、
いかに堅固な集票マシーンを持っていたとしても、
泥舟とともに沈んでいくのはわかりきったことだったんだと思います。
公明党は代表以下、主立った幹部が軒並み討ち死にしています。
自民党もそうですが、公明党こそ、今後、どこに照準を合わせて、
政界に居続けるつもりなのか、
いや、その存在の危うさは、自民党以上ともいえます。
はたして、野党になっても、自民党と良好な関係を持ち続けるのか、
まあ、この10年近くのあいだに、
民主党とのパイプは完全に断絶してしまっているわけですから、
かつて、肩を並べたように、民主党とつきあっていくことはできないでしょう。
かつての社会党も、自民党との連立という虎の尾を踏んだおかげで、
見る影もない小勢力になってしまいました。
公明党の未来にも、その影が迫っていることを、
公明党のみなさんは、理解しておいたほうがいいのではないかと思います。

かくして、2大政党制に収斂していくのでしょうかね、この日本は.....。
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