仿膳莊で北京宮廷料理をいただく・その2

仿膳莊7

いよいよ、宮廷料理を食します。
上のメニューは、端午節のための特別コースです。
まずは、冷菜からです。

仿膳莊12

まずは大根のような根菜の酢漬けです。
いきなり軽いというか、質素、w。

仿膳莊11

どうみても、そして、食べてみても羊羹でした。
和菓子屋としてコメントすれば、
羊羹としては、柔らかすぎですが、
前菜、しかも、冷菜ということならば、
とても、やさしい甘さ、といえると思います。
とても、素朴な味わいです。

仿膳莊13

瓜の漬け物です。
すごーくあっさり、浅漬けです。
コッテリ系中華を想像していると、
面食らうようなラインナップですね。

仿膳莊15

味わいは完全にあんこ、w。
しかも、煉りきりといった風情です。
水飴を使っていないのか、あっさりです、この甘さも。

仿膳莊14

いちようお魚なんですが、
いったい、なんの魚なのか、これがわからない。
メニューのどれにあたるのかもわからない、苦笑。
干した魚をもどしてさらに焼いた、というかんじですが、
いやな臭みもなくて、まずまずでした。
たぶん、冷菜の中の一種なんだと思います。

仿膳莊16

フカヒレかなあと思いましたが、
多分、貝柱のスープだと思います。
これ、またしてもさっぱりなのですが、
独特の貝柱の旨みが出てまして、いいお味でした。

仿膳莊17

続いては、鴨です。
鴨のロースト、黒胡椒風味といいましょうか、
これ、鴨の旨みが閉じこめられていまして、
とっても、わたし好み!
八角の香りが多少するのですが、まったく邪魔をしていません。

仿膳莊18

ナマコと筋の煮込みです。
味はいいんですけど、筋、これ、なんの筋なんだかわかりませんが、
固かったです、とっても。
紅焼の味に近かったです。

仿膳莊19

蝦のチリソースといいたいところですが、
辛みが全然ありませんでした。
でも、その絶妙の甘みと酸味がとってもいいんです。
皿をなめたくなりました、w。

仿膳莊110

しいたけと青梗菜の煮込みです。
あくまでしいたけの旨みと塩味だけで勝負しています。
日本でもよく見かける作品ですね。
当然、さっぱり系です。
使っている油が上質なのでもたれないんです、食べ続けても。

仿膳莊111

これ、荷葉肉という料理です。
挽肉と野菜を味付けして蓮の葉でくるんで蒸したものです。
これ、なんだか、独特の香りがありまして、
私は抵抗無かったのですが、
一緒に食事した日本人二人は敬遠してました。

仿膳莊112

蓮の葉をはがすとこんなかんじです。
これは好き嫌いがあるかもしれません。

仿膳莊113

メニューでいうと、上から6番目の料理です。
最初、運ばれた来たとき、イカかと思いました。
違うんです、貝です、これ。
これまた、塩味炒め(清炒)なのです。

仿膳莊114

淡水の白身魚「桂魚」なのかどうかわかりませんが、
上手に包丁を入れて、片栗をつけて揚げると、
こんな「菊花」になります。
これにはちょっと辛みがありました。
蝦球と差別化か。

仿膳莊115

これ、もしかして宮廷料理の定番なのかも。
前回もラスト近くで出てきました。
上に見えるハンバーガーのバンズみたいなのに、
挽肉炒めを挟むわけです。
おもしろいのは、このバンズを開くと、
中に球状の小麦粉の塊があるんです。
たぶん、蒸し上げた小麦粉球をさらに小麦粉生地で包んで焼いたんだと思います。
この球を取り出して、くぼみに挽肉を詰めて食べるわけです。
   ↓
仿膳莊116

一口で食べられるサイズです。
これが料理の〆みたいですね。

仿膳莊117

粉菓子だの、焼き菓子だの、胡麻餅だの、きな粉仕立てだのと、
和の世界に通じるようなデザートでした。

仿膳莊118

これがいかんかったです。
やはりデザートなんでしょうが、
なつめのちまきというのは、何か食べ慣れないせいか。
というか、なつめを食べる習慣がないですからねえ、私なんぞは。

仿膳莊果物

最後に季節の果物で大団円です。
いやあ、喰った喰ったです。
とにかく、全体として、油をあまり多用せず、
しかもあっさりで決めてくるというのが、
宮廷料理のパターンかと思います。
いわゆる炒め物というのが無いのには驚きですね。

仿膳莊ごちそうさま

素晴らしい客間でちょうだいしました。
ごちそうさま!
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仿膳莊で北京宮廷料理をいただく・その1

今回も昨年の6月の積み残しネタです。
前回は、うやうやしく貴族の邸宅ホテルに登場してもらいましたので、
今回は、さらにうやうやしく、w、
古くから北京のど真ん中、北海公園の中にある宮廷料理レストランに登場願うことにします。
今回は、ほんのさわりだけ、苦笑。

仿膳莊4

というわけで、入り口です。
じつは、ここを訪れる前に、天安門広場・故宮・景山とけっこう暑い中を散策していた。
まあ、この仿膳莊に訪れる観光客って、
こんなパターンが多いのかなあと思います。

仿膳莊5

この宦官みたいなお兄さん←ゴメン、ウソ  は、
とっても愛想のいい、雰囲気のいい方だったんですが、
おい、そこの横向いている女官!、
あんたは最悪だったぞ。
気持ちよく写真に入れっていうの。
いったい、なんのために女官のかっこしていると思ってるの!
それとも、日本人が嫌いか、w。

仿膳莊6

じつは私、この店、2回目です。
1993年にうちのかみさんと来ています。
ですから17年ぶりです。
当時はもっと地味なかんじで、
こんなに「赤」を多用していませんでした。
もちろん、女官も宦官もいませんでした。w

仿膳莊2

仿膳莊はいくつかに広間に別れてまして、
時間的にはちょっとお昼を過ぎていましたので、お客が引き始めた頃でした。

仿膳莊1

というわけで、本日のランチセットは200元でした。
どうも、この日は端午節だったせいで、
2割引の料金設定がされていたようです。
ラッキーでした。
というわけで、次回は、一つずつ、宮廷料理なる物を紹介していきたいと思います。

仿膳莊7

とりあえず、本日のコースメニューはこちらです。
暇な方は、いい日本語訳を考えてみてください、w。
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北京・竹園賓館に宿泊する・その2

前回に引き続き、北京の竹園賓館からです。
わたし、何度かこのプログに書いていますが、
今から四半世紀前、北京に2ヶ月ほど滞在していました。
私にとっての最高の夏だったといってもいいと思いますが、
その割には、その後、北京には余り行っていません。
ですから、北京で泊まったことのあるホテルというと、
すぐにカウント出来てしまいます。
首都賓館、北京飯店、宣武門飯店だけです。
上海はとなると、それこそ数え切れないくらいあるのですが...。

まあ、そんなことはどうでもいいことなんですが、
再び、竹園賓館です。

竹園賓館11

さて、本日はレストランの様子を...。
朝の清々しい...かどうかはさておき、
中庭伝いにお散歩してますと、ちょっとした母屋にぶつかります。

竹園賓館10

母屋の前には、池がありまして、
まさに貴族のお屋敷そのものです。

竹園賓館8

うやうやしく朝食のバイキングです。
時期的なものなのかもしれませんが、
このホテル、宿泊客はこの日、日本人は一人もおらず、
また、中国人も見かけませんでした。
あとは、ホワイトの皆さんばかり。
みな、静かにお食事ですが、
こんな穏やかな日は、葡萄棚の下で食べたいですね。

竹園賓館9

前回にも書きましたが、
このホテル、とてもよく清掃されていまして、
朝早く、竹箒で中庭を掃いている老服務員の姿なんかを見ると、
いい意味で時間がゆったりと流れているなあと思います。

竹園賓館13

室内ですが、もちろん、古い作りには違いないですし、
床は木のフローリングなのですが、全然問題なしです。
新しければいい、というものでもないですね。

竹園賓館12

バスタブもオーソドックスなものですから没 問題ですね。

竹園賓館11

この磨きがかった木の扉が年代を感じさせますが、
アメニティーもすべてそろっていますし、
快適に過ごせるかとおもいます。






竹園の小動物

宿泊した朝、空気の入れ換えのため窓を開けますと、
小動物が庭の竹林のなかでうごめいています。
いたちだかなんだかわかりませんが、
この竹林の主なのでしょうか。
珍客到来はむしろこちら、かも。
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北京・竹園賓館に宿泊する・その1

昨年の今頃、私は10数年ぶりに北京を訪問していたのですが、
どうしても、そのときのネタを全部はき出したくなりまして、
今回は、北京で宿泊した素敵なホテルを紹介したいと思います。

竹園賓館1

この竹園賓館、
北京の故宮の後ろ側、鼓楼がある界隈にあります。
私が北京で2ヶ月生活していた時代は、
このあたりは、清朝時代の名残がそこかしこにありまして、
古い建物を残した路地が南北に走っていました。

さて、この竹園賓館のいいところは、
そういう古い路地がいまだ残っているだけではなく、
地下鉄の站から近いというところにもあります。
近年の北京は、やたら渋滞が激しく、
しかも、雨なんか降った日には、とんでもないことになります。
そうなると、移動手段としての地下鉄は、
かなり意味のあるものとなってきます。
というわけで、このホテル、最寄りの駅は、地下鉄1号線の鼓楼大街です。
旧鼓楼大街という南北に走る通りがあるのですが、
この通りの西側にあります。
地下鉄駅からまっすぐで、この画像にあるような牌に出会います。

竹園賓館2

この路地をちょっと心配しながら歩いていきますと、
こんな看板が目に付きます。

竹園賓館3

清朝時代の貴族のお屋敷を改造したホテルなんです。

竹園賓館4

そのまま、歴史の生き証人のようなたたずまいです。

竹園賓館5

そして、こちらがフロント。
完全に独立した建物です。
中国の清朝時代のお屋敷は、四合院形式といいまして、
真ん中がお庭で、そのまわりを建物が囲んでいる、
まあ、回廊式と言っていいと思います。

竹園賓館9

フロントにはこんなお姉さんが常駐しています。
ちょっと表情固し、w。

竹園賓館6

さらに奥へと続きます。
回廊に提灯がぶら下がっているのですが、
これが夜になると、なかなかの風情です。

竹園賓館7

さらに手入れの行き届いたお庭です。
そして、2階建ての宿泊棟があります。

竹園賓館8

私が泊まった部屋は、この左手の部屋でした。
北京の喧噪からは、完全に隔絶されています。
こういう環境では、目覚めがとてもよろしゅうございます、w。
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北京「金鼎軒」で飲茶

金鼎軒1

2010年の6月のとある蒸し暑い夜、
ご飯を食べに安定門にある海鮮料理と飲茶の店「金鼎軒」に行きました。
夜8時近くだったんですが、
けっこう混んでまして、しばらく外のイスで待たされました。
本来なら海鮮料理、といきたいところなのですが、
どうも、昔から中国での海鮮料理というものに疑いの目を向けてまして、
過去の経験則からいうと、
高いくせにたいしてウマくない、という固定観念から離れられないままなので、
結局飲茶にしました。

金鼎軒4

飲茶というと、つい、春巻を注文してしまうんですが、
邪道でしょうか、w。
これは、けっこう高レベルの美味しさでした。
まあ、春巻にはずれ無し、というのが私の経験則なんですが。
2皿頼みました。

金鼎軒5

蝦焼売です。
これも飲茶の定番です。
どこ産の小エビか知りませんが、プリプリで美味しゅうございました。

金鼎軒6

もっとプリプリだったのがこちら。
エビ蒸し餃子です。
これも定番ですね。

金鼎軒2

広東肇慶風のちまき、というところなんですが、
ちょっと餅米が柔らかすぎだったですかね。
3つ頼みました。

金鼎軒12

お客さんもフランクなそのへんの兄ちゃん姉ちゃんっぽい人が多かったです。
やはり、飲茶はお手頃なんでしょう。
しかも、この店、24時間営業。
朝・昼・夜とメニューは微妙に変わります。

金鼎軒11

これは邪道だったかも。
上海などの江南ではおなじみの小龍包です。
肉汁不足でした、w。

金鼎軒7


牛筋煮込みカレー風味。
カレー風味といっても、完全に中華の世界です。

金鼎軒10

スペアリブ(排骨)の煮込みです。
これも飲茶の定番です。
骨付きはうまいです。

金鼎軒8

おなじみ叉焼包です。
チャーシューの独特の甘みが好きです、私。

金鼎軒13

エッグタルトを頼んだのですが、
タルトというよりパイでした。
台湾では、カスタードタルトとして人気です。
上海でもけっこうあっちこっちで売ってます。

金鼎軒14

最後に給士としてついてくれた兄ちゃんです。
彼、素晴らしい給士です。
北京っ子というより、地方出身とお見受けしましたが、
その接客態度、
あるいは、質問に対する真摯な態度は、見事でした。
こういう兄ちゃんを見ると、
中国の接客業は、かなりのレベルになったな、と思いたくなります。

これにビールやプーアール茶、ソフトドリンクなどを注文して、
しめて、315元でした。
満足でした。
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休日には故宮に行くなという話

いまだ2010年6月の北京の話です。
前回は、天安門前からでしたので、
当然、今回は、門をくぐって、故宮へと進みます。
とはいえ、
すでに天安門前であの混雑です。
予想はしていたのですが、入場券売り場はさらに混雑、長蛇の列。
チケットを買うまで25分かかりました。

故宮1

いままで、故宮には4回来ているんですが、
こんなに人がざわめいている故宮も初めてです。
故宮より、その人の数に圧倒されました。
めちゃ広いんです、故宮は。
でも、なんとまあ、観光客の多いこと。
しかも、ほとんどが中国人.....。
昔は、外国人がとても目立っていたんですがねえ。

故宮3

中国の急成長というものをこの観光客の多さで実感できますね。
でも、すこし入場制限したほうがいいのでは。
故宮が痛んでしまいますw。

故宮2

夏の北京しか知らない私ですし、
前回の北京は1993年のことでしたから、
その違いに驚いてしまうのは、まあ当然なのですが、
それにしても、日傘も洋服も色とりどりになりました。
おばさん達の服装は、多くが白か薄い黄色のブラウスというのが当たり前でしたから。

故宮4

それと、台湾からの団体客が相変わらず目に付きました。
日本人はというと、目立たなかったです。

故宮5

こんな場所にも観光客がいます。
昔はほとんどいなかった、苦笑。
私と同行の日本人2名、
前門から朝陽門、天安門広場を通っての故宮への散策で、
ほぼ、青色吐息になってしまいました。
暑い、でかい、多い、の3拍子のおかげで.....。
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天安門で毛沢東(写真)と再会

天安門1

いまさらですが、天安門です。
6月の32℃の中の北京です。
雲一つ無いのですが、どんよりした空です。
北京のあの青い空はどこへ行ってしまったのでしょうか、
と25年前の感傷に浸るわけです。

天安門5

毛沢東が見えてきました。
1993年以来です、w。
すこし穏やかな顔になったかな、ウソ。

天安門2


おい、天安門、
なんだか、人が多くないかあー。
あふれんばかりだぞ。
こんなに人が溢れている天安門ははじめてだ...。
柄の悪そうなおっちゃんも歩いているし、w。

天安門4

なかなか毛沢東同志に近づけないのであった...。

天安門3

というわけで、日傘だか雨傘だかわからない傘の群のなかに、
埋没寸前の毛沢東同志でありました。
女好きの毛沢東同志のこと、
沢山の傘の下を品定めしていることと思います、w。

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たまに行くならこんな店ー北京懐柔区編

6月14日の北京あたりの話が続きます。

北京市懐柔区郊外にあります慕田峪長城を満喫した我々は、
時間が午後2時にならんとしていることに気づきました。
急いで白タクで懐柔区の町中にとって返しましたが、
なんだか、ファーストフード系のしょぽい店とか、
マクドナルドくらいしかめぼしい店はありませんでした。
北京ダックの店とか、海鮮料理の店とかあったのですが、
なんだか、入りたくなる雰囲気ではなかったんです。
まあ、私一人ならその辺のこぎたない店に入るのですが、
他2人は、いちようふつうの日本人なんで.....w。


そんな中、いよいよ、お腹が減ってきまして、
私の第六感に頼ってついにこの店に入ることにしました。
    ↓
    ↓

懐柔の店

すごいぞ、なにしろ、蘭州正統牛肉麺の店ですから。
時間は午後3時にならんとしていました。
気温はというと、たぶんまだ30℃くらいはあったと思います。
そして、ドアが閉まっているのでエアコンが効いているかと思いきや、
見事に期待を裏切ってくれました。

さて、正統の蘭州牛肉麺の店ですからねえ、
当然。注文しなくちゃ。

懐柔の店1

おっ、わたし的感覚からすると、
どこが蘭州正統牛肉麺なのだ!と訴えたい。
蘭州牛肉麺といえば、赤々とした唐辛子系が浮いていないといけないはずだ。
まあ、そんな固定観念は捨てて、
とりあえず、お腹ぺこぺこなのでひとすすり。
うまーいじゃないの、えっ、えっ。
いいだしが出てまして水準以上です。
しかも、これで6元.....日本円で80円弱、苦笑。

懐柔の店2

今度は辛そうです。
西紅柿鶏蛋面、かなわち、トマト卵ラーメン。
平打ちの極太麺がけっこう旨くて、しかも気持ちのいい辛さ。
こ、こ、これで6元ならいうこと無しです。

懐柔の店3

肉絲炒飯にも登場願いましょう。
軽い塩味で他の調味料は使っていないみたいですが、
油が悪くなかったので思いのほかさっぱり美味しく戴きました。
これでやっぱり6元です。
3つ食べて18元だって、ねえ小姐!

懐柔の小姐

恥ずかしがりながら一枚撮らせていただきました、w。
なんと17歳の純朴化粧っ気なしの看板娘でありました。
うーん、今回の旅のナンバーワンにしてあげよう。w
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